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高速鉄道問題、局長ら謝罪も隠ぺいを否定
立法会で5月5日、鉄路事宜小組委員会の会議が行われ、高速鉄道の工事遅延問題が討議された。政府側は運輸及房屋局の張炳良・局長、香港鉄路公司(MTRC)側からは銭果豊・会長とジェイ・ハーバート・ウォルダー行政総裁(CEO)、周大滄・工程総監らが出席した。張局長は昨年、工事遅延が取りざたされ、11月の立法会への報告でMTRCとの見解の相違を公表しなかった判断に問題があったことを認め立法会と市民に謝罪。行政長官の委任による独立専門家チームを組織して問題を検討すると発表した。銭会長はMTRCを代表して市民に謝罪、6月に中央資料室を設置し、プロジェクトに関する資料を立法会議員に公開すると発表した。政府とMTRCは共謀して工事遅延を隠ぺいしていたとの疑惑があるが、張局長は会議後の記者会見で「政府は保守的でMTRCは楽観的だったが、いわゆる隠ぺいは決してなかった」と強調した。4日には高速鉄道問題に抗議するグループ「青年重奪未来」の約170人が旧立法会議事堂から特区政府本庁舎までデモ行進した。デモ隊が承認内容に違反したため警察と衝突、警察は胡椒スプレーで応酬し4人が逮捕された。【関連記事】