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高速鉄道、工事責任者が判断ミス認める
香港鉄路公司(MTRC)取締役会は5月1日、高速鉄道の工事遅延問題について会議を行い、周大滄・工程総監が早くから問題に気付いていたことを明らかにした。2日付『星島日報』によると、早期退職が発表された周総監は、3月末の暴雨による浸水がなくとも工事の遅れは確定していたことを5日の立法会で認めるもようだ。もともと工事遅延の事実を公表する予定だったが、たまたま発表が暴雨の後になったという。周総監は遅れ取り戻しの可能性を見誤ってCEOや取締役会に報告していなかったと説明し、故意の隠ぺいを否定した。MTRCの銭果豊・会長とジェイ・ハーバート・ウォルダー行政総裁(CEO)は4月上旬まで予定通り2015年完成で予算超過もないと聞かされていたと立法会で表明するもようだ。またMTRCは4月30日、英国人のアラン・メイヤーズ西九龍站工程項目総経理が5月16日に契約満了で退職すると発表した。メイヤーズ氏は家庭の事情により昨年末に契約更改はしないと会社側に通知しており、工事遅延の問題とは関係ないと説明した。【関連記事】