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高速鉄道、議員視察で工事状況の虚報発覚
立法会鉄路事宜小組委員会は4月28日、広州―香港間高速鉄道の西九龍駅工事現場を視察し、工事の進ちょく状況が報告と異なることが分かった。29日付香港各紙によると、香港鉄路公司(MTRC)が昨年11月に同委に提出した報告では、掘削工程は73%まで完了し最下層の地下4階に達したとなっていた。だが28日の視察では地下4階は大量の花崗岩で埋まっており、掘削工程は全く終わっていなかった。同委の田北辰・主席は「昨年の報告は虚偽または隠ぺい」と指摘。特区政府運輸及房屋局の張炳良・局長はMTRCに釈明を求めた。一方、MTRCは同日、周大滄・工程総監が10月末に早期退職すると発表。周総監は15日の記者会見で工事の遅れを謝罪しており、スケープゴートにされたともみられている。【関連記事】