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東莞、売春取り締まりで消費活動が低迷
広東省東莞市では先の売春活動の一斉取り締まりを受け、消費低迷など経済への影響が深刻化しているもようだ。4月25日付『香港経済日報』『信報』によると、政府が発表した第1四半期の経済統計で、東莞市の域内総生産(GDP)は前年同期比7.3%増の1182億3100万元。伸び率は前年同期より1.3ポイント低下し、広東省21市の中で17位となった。特に小売総額の伸び率がわずか8%で、省内では下から2番目。省内平均に比べ3.3ポイント低い。広東省統計部門の関係者は、売春取り締まりによって東莞市内のホテル業界は大きな打撃を受け、消費に影響したとみている。常平鎮の高級ホテル街では高級車の乗り入れや美女が隊列で出迎える光景は見られなくなり、5つ星でも宿泊料は400元にまで低下。影響は売春関連のサービス業にとどまらず、虎門鎮や厚街鎮などの工場でもワーカー採用が困難になり、月給3000~8000元でも応募がないそうだ。【関連記事】