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高速鉄道の工事遅延、政府にも隠ぺい疑惑
広州―香港間高速鉄道の香港間開通が遅れる件について、特区政府は4月16日、香港鉄路公司(MTRC)の銭果豊・会長ら幹部を呼び出して説明を求めた。17日付香港各紙によると、梁振英・行政長官、曽俊華(ジョン・ツァン)財政長官、特区政府運輸及房屋局の張炳良・局長らはMTRC幹部から説明を受けた後、5月5日に立法会鉄路事宜小組委員会での全面的な説明を要求した。16日には「西九龍駅の工事完了は17年8月の見込み」というMTRC内部文書について報じられたのに続き、元作業員が放送局で「工事遅延はすでに1年前に分かっていた」と暴露。隠ぺい疑惑は政府にも及んでいるが、張局長は記者会見で「昨年5月から今年3月までの間、MTRCは2015年の工事完了目標を維持していた」と述べ、政府の隠ぺいを否定した。香港工会連合会(工連会)の議員は、問題を隠ぺいしていたMTRCと監督管理が行き届いていない政府を批判した。【関連記事】