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米政府と会談の民主派、「告げ口」に抗議
米国・カナダを訪問しバイデン米副大統領との会談などを行った陳方安生(アンソン・チャン)元政務長官と李柱銘(マーチン・リー)元民主党主席は4月13日に帰港し、香港国際空港で記者会見を行った。14日付香港各紙によると、空港では約30人の市民が2人を「売国奴」と非難。外国勢力と結託して中国の内政に干渉させようとしていると抗議した。陳方氏は今回の訪問が「外国政府への告げ口」と批判されていることに対し「政務長官のころも定期的に外訪していたが、あの時はなぜ外国勢力との結託といわれなかったのか」と反問。香港の民主について外国の支持を取り付けることは正常なことと指摘した。また李氏は「香港の実際の状況を伝えるだけで、中央に圧力をかけるためではない」と強調。米政府は近年、香港に関する年次報告を議会に提出するのを取りやめていたが、李氏が会談でこれを再開するよう要求し、米政府が同意したことを明らかにした。【関連記事】