香港ポスト ロゴ
  バックナンバー
   
最新号の内容 -20140407 No:3434
バックナンバー

清明節シーズンの活鳥、卸売価格は70%上昇

 香港人の食生活に欠かせない鶏肉だが、このところ活鳥の卸売価格が上昇しているという。4月4日付香港各紙によると、鳥インフルエンザの影響で中国本土からの活鳥輸入が禁止されているため、香港産の活鳥の供給が需要に追い付かず値上がりした。清明節の直前の価格を過去数年にさかのぼって比較した場合、今年は前年比70%増と高騰。昨年同時期の卸売価格は1斤(約550グラム)当たり20~21.2ドルだったのが、今年は26.7~35.8ドルになった。過去5年内で最高値だ。清明節前の1週間の活鳥の供給量においては、2009~13年は本土産活鳥の供給が安定していたため毎日平均1万4300~2万5000羽を保っていたが、今年は香港産に限られたため1万3200~1万5500羽と少ない。業界関係者の話では通常は80日間飼育した活鳥を出荷するが、今年は21日間にわたって香港で活鳥の販売が停止された影響から供給が減ったため、飼育は60日間という若い鳥を出荷してまかなっているという。【関連記事】