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大埔でクジラの死骸を発見
大埔の船湾の海辺で3月29日、クジラの死骸が発見された。31日付香港各紙によると、29日に市民があおむけになっているクジラを見つけ通報。水上警察や漁農護理署の職員が駆けつけたところ、すでに死んでいることが確認され、翌30日に獣医ら20人による調査と解剖が行われた。クジラの体長は10.8メートルで、香港に打ち上げられたクジラの中では過去最大。ナガスクジラかツノシマクジラのいずれかとみられている。ナガスクジラは絶滅危ぐ種、ツノシマクジラは生息個体数が不詳という珍しい種でこれまで香港海域に出没したことはないそうだ。解剖では成年のメスであることが分かった。腹部と東部に傷があり、出血や骨折があったことから、魚網や縄、釣り糸などにからまって負傷したことが死因とみられている。すでに死後4~5日経過しているという。【関連記事】