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人気美容マスクの模倣品を摘発
香港税関は先ごろ、台湾ブランドのフェースマスク「我的美麗日記」の模倣品を摘発した。3月21日付香港各紙によると、1週間ほど前に市民からチムサーチョイのドラッグストアで購入したマスクの使用感が以前と異なるので偽物ではないか、との通報があったため税関が踏み込み捜査を行ったところ、245箱(市価1万2700ドル相当)の模倣品が見つかった。これに続き、大埔工業中心の倉庫から3008箱、上水の倉庫で1496箱、元朗のドラッグストア2店で合わせて370箱が発見された。一連の捜査で計5万箱が押収され、逮捕者は19~52歳の男女12人。模倣度は極めて高く、経験豊富でないと本物かどうか見分けられないほどだった。正規品は香港・マカオでは大手ドラッグストアチェーン「萬寧(マニングス)」が独占販売権を持っており、模倣品の中には「萬寧独家販売」というシールを張った悪質な偽装もあったという。正規品7割に模倣品3割ほどをまぜて店頭で販売していたとみられ、約2倍の利潤を得ていたようだ。押収されたマスクは成分検査後に有害物質は検出されなかったものの、一部製品にはカビが発生していた。カビがついたマスクを使用した場合、皮膚や目に炎症を起こす危険性があるという。【関連記事】