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香港の駐在員の家賃、約9万ドルで世界最高
香港の家賃相場が上昇を続ける中、海外からの駐在員向け住宅の賃貸相場が世界最高であることがわかった。3月7日付香港各紙によると、人材コンサルタント会社の英ECAインターナショナル社が世界約180都市を対象に駐在員向け高級賃貸マンション(寝室3部屋)の家賃の平均値を調査したもので、香港は前年より1%下落はしているものの、8万9000ドルで前回調査に続き世界最高の座を維持した。同じアジアで比較的賃料が高値といわれるシンガポール、東京と比べても香港はまだ5割ほど高く、頭ひとつ抜きんでた状態だ。同社アジア地区代表のLee Quane氏は「住宅費用がかさんでも香港の競争力に影響しない。全体の生活コストを比べればシンガポールより低い。ただ最近は、赤柱、浅水湾などの住人が尖沙咀、上環、西環などの安価な地区に移る傾向もあるようだ」とコメントしている。ちなみに2位以下はモスクワ、カラカス、ニューヨーク、ロンドン、東京、シンガポールと続く。【関連記事】