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張徳江・全人代委員長、普通選挙の原則示す
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会の張徳江・委員長は3月4日、全国政協香港マカオ地区委員の部会に出席し、行政長官普通選挙の3大原則などを示した。5日付香港各紙によると、張委員長は香港マカオ地区委員に対し「香港は中央直轄の地方行政区であり、高度な自治は完全な自治ではない」と述べ、中央と香港の関係を明確化。普通選挙の3大原則として(1)香港の実情に合わせる(2)基本法と全人代常務委の決定に合致する(3)行政長官は愛国愛港である――を示した。さらに普通選挙問題で基本法と全人代常務委の決定に違反する行為や香港社会を乱す行為は積極的に批判するよう委員らに求めた。これを受けて范徐麗泰(リタ・ファン)全人代香港代表は民主派に対し、時間を浪費しないため「住民指名」に固執しないよう呼びかけ、「最悪の場合は民主派候補が立候補できないが市民は白票を投じる権利を得られる」と述べた。【関連記事】