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最新号の内容 -20140221 No:3403
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活鳥の販売再開、談合で卸売価格は50%増

 鳥インフルエンザ(H7N9型)の影響で禁止されていた活鳥の卸売りが2月19日に再開したが、業界では活鳥の卸売価格を談合で決め、通常より50%余りも高くなっていることが問題視されている。20日付香港各紙によると、中国本土産の活鳥は卸売り禁止が4カ月延びたため、19日には地場産だけが約2万5000羽供給された。本土産活鳥との競争がないことを機に、地場農家、卸売商、小売商は3者協議で販売適齢期の活鳥の卸売価格を1斤当たり一律23.5ドルとし、約1カ月間維持することを決めたという。この卸売価格は1月初めに比べ15ドル高く、小売価格は1斤当たり40ドル余りとなる。立法会議員や識者はこれが典型的な談合に当たると指摘。現在のところは規制されていないものの、間もなく施行される競争法に違反するとみている。【関連記事】