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ピンクドルフィン、経済効果は361億ドル
香港域内に生息するシナウスイロイルカ(通称:ピンクドルフィン)の経済効果が10年間で361億ドルに上るという。2月20日付香港各紙によると、これは地球之友ら環境保護団体と専門家が推算したもの。昨年12月に18歳以上の香港市民1007人を対象に電話アンケートを行い「イルカ保護のために出してもよい金額」を聞いたところ、回答者の7割が100~1500ドルと回答。3割がお金は出せないと答えた。また、イルカのために香港―マカオ間のフェリーの航路を変更した場合に何分なら所要時間が延びてもかまわないかという質問の回答は、平均で21分だった。この時間を金額に換算すると、1人あたり1回の運行で19ドル多めに払ってもよいということになるそうだ。これから推算するとイルカの社会的価値は10年間で186億ドルとなる。さらに、これにイルカ鑑賞ツアーや交通費、飲食費などの収益が加わると、10年間で計361億ドルもの経済効果が得られることになるという。【関連記事】