19日の中国本土市場は反発。上海総合指数は前日比1.11％（23.49ポイント）高の2142.55、深セン成分指数は同1.55％（121.47ポイント）高の7953.94で取引を終えた。狭いレンジでもみ合った後は上げ幅を急速に拡大させ、大引けまで高値圏で推移した。上海総合指数はこの日、終値ベースで昨年12月18日以来の高値を更新した。後半にウエートの高い銀行や石油関連に買いが集中したことが指数の上昇に寄与した。市中銀行が相次いでIT大手と提携しているとの報道が同セクターの物色手がかりとなったほか、エネルギー業界の改革案が全国人民代表大会と全国人民政治協商会議（両会、3月に開催）前後に発表されるとの観測が好感された。また、きょう19日の上海銀行間取引金利（SHIBOR）が安定していることも流動性不足懸念を後退させた。（フィスコ提供）【関連記事】