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東莞の売春摘発続報、162人を連行
中国中央電視台(CCTV)の報道がきっかけとなり、2月9日に東莞市で行われた売春活動の一斉摘発の詳細が明らかになった。11日付香港各紙によると、当日に投入された公安警官の数はおよそ6000人、捜査対象となったホテルやサウナ、マッサージ店、カラオケバーなど娯楽施設の数は約2000カ所、売春および関連の容疑で連行された人数は香港人6人を含む162人にも上るという。また、CCTVが取材直後に近くの警察署へ通報したものの、担当者が取り合わなかったという事実が確認されており、対応した8人の警官が停職処分となった。この流れを受け、広東省公安庁では省内の取り締まり強化を決定、今月10日から3カ月間は風俗店や売春活動の摘発を厳しく行うと表明した。今回の取り締まりで、中国本土では「性都」と呼ばれている東莞の風俗業が壊滅するとの声もあるが、風俗店を兼ねる理容室のある経営者は「警察は相変わらず賄賂に弱い。数年前の一斉摘発の時と同じでひと月も経てば通常営業に戻る」とコメントした。【関連記事】