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おとり捜査で外国人専門の売春組織を摘発
セントラルの蘭桂坊を中心に活動していた売春グループの摘発が行われ、経営者の女と売春婦が多数逮捕された。1月20日付香港各紙によると、逮捕されたのは売春組織の経営者とみられる王容疑者(41)のほか、香港市民の女3人と、中国本土の女5人、ベトナム人の女1人の計10人。警察では3カ月前にセントラル周辺に売春組織があるとの情報を得、外国籍の警官をおとりに売春婦と親しくなり、組織に近づいていったという。その後、金鐘の5つ星ホテルの1室で同組織主催の乱交パーティーに誘われ、警官3人が客として潜入、現行犯での逮捕となった。捜査によると同組織の顧客は高所得層の外国人が主で、1人あたりの料金は5000ドルと高額だったが、売春婦の取り分は1000ドル程度と少なかったようだ。また、容疑者は売春のほか、販売目的でのコカインや覚せい剤も所持しており、そのほか、銀行口座では過去1年で延べで1700万ドルもの現金がやり取りされていたことが判明。現在は資金洗浄の容疑でも捜査を進めている。【関連記事】