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中国本土の株式市況=1月15日
15日の中国本土市場はまちまち。上海総合指数は前日比0.17%(3.49ポイント)安の2023.35、深セン成分指数は同0.04%(3.03ポイント)高の7668.80で取引を終えた。中盤に下値を模索する展開を示したが、その後は徐々に買い戻された。ウエートの高い金融や不動産セクターの下落が相場の重し。昨年12月の元建て新規貸出額が前月と市場予想を大幅に下回ったことや、不動産市場の停滞感が強まっていることが圧迫材料となった。また、市中銀行の貸し出しペースが2月以降に鈍化するとの観測も嫌気された。昨年1、2月の新規融資額の急増を受け、当局が市中銀行に窓口指導を実施したことが背景。ほかに、来週20日に昨年10-12月期の国内総生産(GDP)など主要な経済指標の発表を控え、慎重ムードは崩れなかった。(フィスコ提供)【関連記事】