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真普選連盟、行政長官選挙「3軌制」案提示
民主派議員からなる真普選連盟は1月8日、行政長官の選挙制度改正案を発表した。9日付香港各紙によると、改正案の内容は昨年12月に民主党などが発表した候補者指名プロセスで3つのルートを設ける「3軌制」案に沿っており、(1)公民指名(2)政党指名(3)指名委員会の指名――のいずれかを経れば立候補できるというもの。公民指名は登録選挙人の1%(約3万5000人)、政党指名は直近の立法会選挙の直接選挙枠で得票率5%以上の政党の支持を獲得し、いずれも指名委員会の確認を要する。ただし「愛国愛港」「中央と敵対」などの政治審査で確認を拒否することはできず、3つのルートのいずれも欠くことはできないという。先に「公民指名は欠かせないわけではない」と述べていた民主党も真普選連盟案への支持を表明したため、人民力量と社会民主連線は民主党の矛盾を批判した。また親政府派は、行政長官候補を指名する権利は指名委員会にだけあるため、「3軌制」案は違法と指摘している。【関連記事】