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IPO資金調達額、80%増で世界2位に
会計事務所のアーンスト・アンド・ヤングは12月16日、香港株式市場の第4四半期調査研究リポートを発表した。17日付香港各紙によると、今年の香港での新規株式公開(IPO)による資金調達額は前年比80%増の1620億ドルに上り、世界ランキングでは昨年の4位から2位へと返り咲いた。アーンスト・アンド・ヤング華南地区主管パートナーの蔡偉栄氏は、来年の資金調達額は同11%増の1800億ドルで世界3位内に入り、新規上場は同4%増の100社を超えると予測している。先の中国共産党18期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の改革政策が香港のIPO市場にとっても有利となり、中国本土の地方銀行の上場や本土のデベロッパーによる裏口上場、地場企業の分離上場などによる恩恵を受けるとみている。【関連記事】