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政治体制改革案、2015年発表の見込み
2017年の行政長官選挙を含む政治体制改革の公開諮問が始まるのに当たり、改革スケジュールが明らかになってきた。12月3日付『香港経済日報』などによると、1回目の公開諮問は4日から始まり、07年の3カ月より長い5カ月を予定。予想より早い開始は梁振英・行政長官が16~19日に北京への職務報告を控え、その後は来年1月15日発表予定の施政報告(施政方針演説)の策定に集中するためとみられる。来年5月に公開諮問が終わり、特区政府はその後約3カ月で報告を作り、8月ごろに梁長官が全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会に提出。政治体制改革5段階の第1段階となる。全人代常務委の回答を待って来年秋に2回目の公開諮問を始め、いくつかの具体案を提示。15年上半期に政府案をまとめ立法会に提出することになる。全人代常務委への報告が8月ごろに設定されることで大規模デモが行われる7月1日を避けられるものの、来年秋に公開諮問が始まるのに合わせて民主派がセントラル占拠行動を実施するともみられる。【関連記事】