中央人民政府駐香港特区連絡弁公室（中連弁）宣伝文体部の●鉄川・部長は１１月２６日、樹仁大学で２０１７年の行政長官選挙に関して講演した。２７日付香港各紙によると、●部長は行政長官候補を一般市民が指名する「公民指名」と特定党派の立候補を確保する「政党指名」には賛成しないと明言。香港基本法に根拠がなく指名委員会の権利を侵害するとして、暗に民主派候補を確保するための主張を批判した。一方、１２月には中国本土、香港、マカオの識者約２００人を集めた全国香港マカオ研究会が設立されることが明らかになった。経済、政治、社会、文化、中央の対香港政策が研究範囲とする民間機関で、元香港マカオ弁公室副主任が設立準備に当たっている。香港マカオ事務当局から委託を受け、１７年の行政長官選挙が最初の研究課題となる。【●＝赤におおざと】【関連記事】