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全人代基本法委主任、行政長官選の原則示す
全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員会副秘書長兼香港基本法委員会の李飛・主任が11月23日、3日間の香港訪問を終えた。23~25日付香港各紙によると、李主任は22日に行われた特区政府高官との座談会と各界代表との昼食会で行政長官選挙に対する見方を示した。法的資格を持つ人物の立候補は排除できないが、「行政長官は愛国愛港であること、中央に敵対しないことを確保しなくてはならない」と述べ、これが普通選挙実施に向けて解決しなければならない主な難題と指摘。中央は任命権を持つものの、これを行使すれば香港が動揺すると説明した。候補者指名については「指名委員会による指名は機構的指名に当たる。結果は委員会の集団意思を反映しなければならない」と述べたが、これについて親政府派は公民指名が否定されたとみている一方、民主派は現段階で公民指名が排除されたわけではないとみている。だが23日の記者会見で李主任は「香港基本法では指名権は指名委員会にだけ与えられている」と強調、指名委員会の民主的プロセスや候補者数について討論が行われるよう促した。【関連記事】