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重慶銀行、IPOに向け30日まで公募
重慶市に本拠を置く重慶銀行が香港証券取引所での新規株式公開(IPO)に向け10月25日に公募を開始した。同日付香港各紙によると、公募価格は5.6~6.5ドルで、発行株式数は7億800万株、資金調達額は約46億ドルを目指す。公募は30日正午で締め切り、上場は11月6日を予定している。取引は500株単位で、およそ3282ドルからの投資が可能だ。中国本土の銀行の香港上場としては2010年の重慶農村商業銀行以来。同行の冉海陵・行長は財務状況について「不良債権率は6月末現在で0.38%と他行に比べ極めて低い値にとどまっている」と強調、また、甘為民・董事長も先の薄熙来事件に触れ、「1~9月の域内総生産(GDP)で重慶は全国で3位内と健闘している。事件の影響は全くない」と健全性をアピールした。このほかにも中国本土の銀行では、安徽省の徽商銀行が31日に公募開始、11月上旬にも上場とみられている。