とんこつラーメンのチェーン店で、福岡県を拠点とする一蘭は11日、海外1号店となる香港コーズウェイベイ店をオープンした。気温30度を超える夏日の中、最高で200人が行列を作るなど、好調な滑り出しとなったようだ。現地メディアが伝えた。開店前にでき始めた行列は、最高で4時間待ちに達した。メニューや店舗の内装は日本と同じだが、「天然とんこつラーメン」は1杯89HKドル（約1100円）とやや高め。食材の8-9割は日本から取り寄せているという。同社は香港での反応を見て、今後の店舗展開を考える方針。現時点では、香港でさらに2店、米国で2店を出店する計画があるという。なお、現地メディア記者の試食後の感想を見ると、こってりとしたスープやこしのある麺が好評なようだ。ただ、分量には少し物足りなさがあるといい、「夕食なら足りないかも」との感想も見られた。（フィスコ提供）