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ドラッグを体内に隠した密輸が64%増
ドラッグをコンドームで包み、飲み込んで密輸する手口が急増している。6月26日付香港各紙によると、香港税関が年初から6月19日までに検挙した、体内にドラッグを隠し持っていた密輸犯の数は36人で、前年同期比で64%も増加しているという。外見の特徴としては、アフリカ系または南米系の大柄な中年男性が多いとのこと。8~10人程度の集団で行動しており、観光客かビジネスマンを装っているものの英語を理解できない場合が多いようだ。最高齢は3月にタンザニアから搭乗した71歳の老人で、体内に1キロ以上のヘロインを隠し持っていた。また、密輸犯36人中、男は21人で女は15人と、女性が前年同期の5人から3倍に急増したのも目立つ。女性の場合は腹部が膨れているのを妊娠と言い訳ができ、X線検査も回避できるという利点があるためとみられている。ちなみに今年に入ってから税関で押収された薬物で最も多いのは、香港ではK仔と呼ばれるケタミンで、次いでヘロイン、アンフェタミン、コカインと続く。