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雨天多く、蚊の繁殖率が急上昇
食物環境衛生署は6月21日、2013年5月の蚊の繁殖指数を発表した。繁殖指数は香港域内44カ所に設置した産卵器から計測しており、20%を超えると警戒ラインとされる。うち藍田、観塘中、上葵涌など7カ所で警戒ラインを超え、平均指数は4月の2.5%から11.3%へと上昇した。地区別で最も指数が高かったのは将軍澳の36.2%。次に高かったのは西貢の32%だった。繁殖率の上昇は5月に雨天が多かったのが主な原因のようだ。一方、蚊が媒介する感染症の1つ、デング熱の感染者が先ごろ見付かり、6月22日に市内の医療機関に入院した。患者は2人とも外国籍の女性で、インドネシア旅行中に感染したものとみられる。今年確認されたデング熱感染者は38人。感染経路はいずれも香港域内ではないが、衛生署では排水溝のそうじをする、水たまりをなくすなどのアンチ・モスキート・キャンペーンを呼びかけている。