香港大学民意研究計画が６月２０日に発表した世論調査で、市民の「１国２制度」に対する信頼度が返還後で最低となったことが分かった。２１日付香港各紙によると、調査は１０～１３日、１０５５人を対象に行われた。１国２制度に対し「信頼している」と「信頼していない」との答えはともに４７％。１９９７年以降で見ると「信頼している」は最低、「信頼していない」は最高に達した。９３年から始まった同調査では「信頼している」割合が「信頼していない」割合を下回ったのは中英が対立した９４年だけで、今回は９６年８月に続いて均衡となった。また特区政府に対する「信任」の割合は３２％で０４年４月以降で最低、「不信任」は３７％で０３年１２月以降で最高。中央政府に対する「信任」の割合は２５％で９９年２月以降で最低、「不信任」は４５％で９７年２月以降で最高となった。