バックナンバー
|
|
おしゃれに楽しむ上海料理
|
写真奥は前菜4種の盛り合わせ「四小拼88ドル)。鰻の揚げ物、スペアリブの煮込み、麩の醤油煮込み、豚肉のゼリー寄せがセットになっている。手前は「魚籽煙燻蛋」
|
尖沙咀のiSQUAREにある「上海婆婆336」は4月10日にオープンしたばかりの新店。郊外に展開するカジュアルレストラン「上海婆婆」のアップグレードラインだ。一見するとカフェのようなインテリアはインダストリアルテーストがふんだんに取り入れられ、すっきりとしていておしゃれ。「上海にある洋風邸宅のモダンなダイニングで食べる上海料理」をイメージしているのだそう。店名の「336」は上海語で「ありがとう」を表す「謝謝儂(シャーシャーノン)」に音が似ており、邸宅の番地風でもあることから付けられたとか。
|
|
|
「婆婆担担麺」(42ドル)の麺はオーダーが通ってから手打ちというする生麺
|
普通の小籠包(ショーロンポウ)の3倍の大きさの「阿蘇大籠包」(1つ28ドル)
|
「蘿蔔絲酥餅」(32ドル)は細切り大根のパイ。サクッとした口当たりが絶品
|
洗練された盛りつけが目を引く料理は、すっきりとした味わいにアレンジされているものの、あくまで正統派。卵の燻製にキャビアとペパーミントを合わせた「魚籽煙燻蛋」(卵1つ16ドル)や上海料理ではポピュラーなワンタンスープに青唐辛子と花椒を加えてピリ辛に仕立てた「青花椒湯雲呑」(6つで42ドル)など、ほかではあまり見かけないアイデア料理もあり、あれこれと試してみたくなる。(文・内田和世/撮影・馮耀威)
上海婆婆336 (Shanghai Popo 336)
所在地:Shop 605-606, 6/F., iSQUARE, 63 Nathan Road,
Tsim Sha Tsui, Kowloon
電話:2806-1833
営業時間:11:00~16:00
18:00~ 23:00