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最新号の内容 -20130424 No:3207
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本土妊婦の偽装結婚、初の実刑判決

 

 中国本土の妊婦の偽装結婚による香港での出産を計画した男女3人に対する公判が4月22日に行われたが、入境処初の検挙事例として話題となっている。4月23日付香港各紙によると、被告は本土出身の女とその舅、女と偽装結婚をした香港市民の男の計3人。女は当初本土で結婚していたが、妊娠後舅の手引きで離婚、共に香港に渡り出産を計画したという。本土の妊婦が香港で出産するためには香港市民の配偶者が必要なため、舅は香港市民の男に3万ドルの報酬で女と偽装結婚をさせ、出産後に分娩証明を入境処に提出、あとは出生届のみとなっていた。だが、ここで結婚から出産までの期間が短かったことを不審に感じた入境処では、被告らの出入境の回数などを徹底的に調査。その結果、女の本土での結婚と妊娠が発覚し、今年1月の逮捕に結びついた。沙田法院(地裁)で言い渡された判決は各々懲役1年の禁固刑。また、男2人には別途罰金800ドルが付け加えられた。