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粉ミルクの次は紙おむつが品薄
中国本土観光客の粉ミルク買いあさりは持ち出し規制によって鎮静化しつつあるが、今度は新たに紙おむつが並行輸入の標的となっているようだ。4月17日付香港各紙によると、現在、MTR上水駅周辺では紙おむつを買い求める本土客が絶えず、付近の薬局やスーパーでは常に品薄状態だという。やはり外国製が人気だが、ハギーズやパンパースを抑えての一番人気の銘柄は花王の「メリーズ・さらさらエアスルー」。品質がよく安全というのが人気の理由で、本土客が多く立ち寄る上水のある薬局の店主は「毎日4000個(54~64枚入り)以上売れているが、代理店にも在庫がなく、3月から入荷の見通しが立っていない」と品不足を訴えている。ただその一方で、新界北部の区議会議員が地元住民に行ったアンケート調査によると、82%が本土観光客のために物価が上がったと考えており、64%が本土客に対しさらなる規制強化を望むなど、地元住民の反発が高まっているようだ。