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海怡半島の火災、救出遅れ負傷者7人
香港島南部・アプレイチャウの集合住宅、海怡半島(サウスホライズン)で第4級の火災が発生した。4月12日付香港各紙によると、火災が発生したのは11日の早朝6時ごろ。第10棟の17階の1室でエアコンが突如爆発し炎上したのが原因とみられている。火災発生直後に消防隊員が駆けつけ、マンションの消火栓を利用し消火を試みたが、ポンプの水圧が弱く作業を断念。その後消防車の到着を待って消火したが、鎮火まで約3時間を要するなど不手際が目立った。消火作業の遅れた原因として、敷地内に花壇や植栽が多く車道が塞がれていたため消防車が通りづらい構造となっていたこと、また、マンション内の消火栓の電気系統に問題があったことが指摘されている。この火災による死者はでていないものの、煙を吸った7人が現在病院に運ばれ、うち母子の2人が危険な状態となっている。香港では火災規模は5段階あり、今回の4級は上から2番目に大きい。