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基本法委員会、新主任任命で強硬姿勢も
全国人民代表大会(全人代)常務委員会は3月19日、基本法委員会の喬暁陽・主任の後任として李飛・副主任を任命した。20日付香港各紙によると、今回の人事は喬前主任が全人代常務委法律委員会主任に就任したことによる。李新主任は返還前、香港基本法(ミニ憲法)の起草作業に携わり、2006年に基本法委員会副主任に就任。全人代常務委の基本法解釈、行政長官の任期問題、非地元妊婦の越境出産問題などを処理した。10年に民主派の立法会議員5人が辞任した補欠選挙を「住民投票」と称することは違憲と批判するなどで、民主派らからは強硬な印象が持たれている。昨今の雰囲気から中央は真の普通選挙を認めないとみられ、李新主任は強硬な姿勢を示すとの見方がある。また李新主任は日本で法律を学んだ経歴を持ち、法曹界出身ではない喬前主任より適任ともいわれる。