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エレベーター落下で7人が重傷
北角の商業・住宅用ビルのエレベーターが運転中に落下し7人が重傷を負う事故が発生した。3月3・4日付香港各紙と香港電台(RTHK)ニュースによると、事故現場は北角の英皇道に面した築39年のビル「昌明洋樓」。2日の20時ごろ、エレベーターが1階から2階に着いたと同時に落下、衝撃でかごが大きく破壊され中の乗客が大けがをした。乗客は31~82歳の男女7人で、うち1人は現在も危険な状態にあるという。事故の直接の原因はかごをつっていたワイヤーが突如断線したためだが、かごの急な落下を防ぐための調速機と非常止め装置も壊れていたようだ。機電工程署では事態を重くみて、事故機の修繕と管理を行っていた信科工程に聴取を行うとともに同社の管理する香港域内のエレベーター248基の調査を進めている。なお同署では現時点で93基の調査を終了、うち5基がワイヤーが細すぎるとの判断を下している。