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人民元、3年以内に世界3大通貨の1つに
香港上海銀行(HSBC)の馮婉眉・香港区総裁はこのほど、人民元が3年以内に世界3大通貨の1つになるとの見通しを明らかにした。2月18日付『信報』『星島日報』によると、馮総裁は人民元建て貿易決済が今後1~2年で大幅に増えることを見込み、2015年にアジア地域の半分の貿易が人民元で決済されるようになれば、世界の貿易の20~30%は人民元決済になると予測。米ドル、ユーロ、ポンドによる貿易決済は短期的に大幅に増える見込みはないため、人民元がポンドに代わって世界3位の通貨となる可能性は大きいと説明している。シンガポールや台湾との競争激化については、中国が人民元国際化を推進しているため全体のパイは拡大し、香港は中心的な役割を担うとみている。