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歳末恒例の花市、今年は9日まで開催
春節(旧正月)前の香港の風物詩「年宵花市」が2月4日から各地で始まった。同日付香港各紙によると、花市定番の桃の花は今年は人民元高の影響もあり昨年の1~2割程度、また食料品も1割程度値上がりしているという。香港で最大の花市が開かれるビクトリア公園では、生花のほか今年のえとである蛇を模した空気ビニール玩具、社会風刺や時事問題を織り込んだ雑貨が人気だ。なかでも人気ボードゲーム「モノポリー」を模して昨今の香港の不動産の高騰を風刺したクッションや、アイフォーンなどスマートフォンで使用されている絵文字の玩具が話題となっている。鉢植えや切り花のほか、軽食や乾物、玩具、雑貨など屋台が多く開店し、買い物客や観光客で賑わうこの花市、今年も旧暦の大みそか(今年は2月9日)深夜まで開催され、ビクトリア公園のほか、旺角の花墟公園、沙田の源禾遊楽場など香港域内14カ所で行われる。