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北車と南車が鉄道車両の世界トップ独占
中国の鉄道車両大手、中国北車集団と中国南車集団が売上高で世界トップを独占したことが分かった。ドイツの鉄道輸送コンサルティング会社SCI Verkehrが発表した最新リポートによると、2011年の売上高は中国北車集団が70億ユーロ(約8300億円)で首位。これに中国南車集団が続き、カナダのボンバルディアは3位、フランスのアルストムは4位、ドイツのシーメンスは5位にとどまった。複数メディアが24日伝えた。世界の鉄道車両市場では長年にわたり、ボンバルディア、アルストム、シーメンスの3社が圧倒的なシェアを占め「御三家」と呼ばれてきた。しかしながら、国内での鉄道投資の拡大を受けて近年は中国勢が急成長。同リポートによれば、2005-11年の7年間で中国の鉄道車両メーカーの売上高は5倍に急増したという。一方、この間の御三家の売り上げ成長率は10%前後だった。(フィスコ提供)