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アジア金融フォーラム開幕、2000人参加
香港特区政府と香港貿易発展局(HKTDC)の共催によるアジア金融フォーラムが1月14日に開幕した。世界各国・地域の財政金融担当官、財界トップ、学者ら2000人余りが集まり、2日にわたって世界金融市場の最新動向を討論する。6回を迎えた今回のアジア金融フォーラムでは、2013年の経済展望、世界金融業におけるアジアの影響力、中国の金融改革、ユーロ圏の展望などが主要テーマ。中国証券監督管理委員会の郭樹清・主席らによる基調講演では、世界経済の重心が東に移る中でアジア各国の財政金融政策や中国の役割を探った。郭主席は適格海外機関投資家(QFII)拡大を通じた海外資本による中国投資のハードル引き下げやETF(上場投資信託)促進などによる資本市場開放の方針を明らかにした。このほか国際通貨基金(IMF)の朱民・副総裁、中国投資の楼継偉・会長、中国国際金融の朱雲来・総裁(朱鎔基・元首相の子息)らによる講演が行われる。