民主党は１２月１６日、指導部の改選を行い、劉慧卿・副主席が新主席に選出された。１７日付香港各紙によると、主席選挙には劉氏のほかに単仲偕氏と区諾軒氏が立候補。当初、若手ホープの単氏の当選が見込まれていたが、１４９票対１３３票の僅差で劉氏が当選した。劉氏は「中央の現在の目的は１国２制度の撤回、人権と法治の撲滅だ」と指摘。現時点では政治体制改革で中央と協議する基礎はないとみなし、中央が協議を望む場合は先に誠意を見せるべきと述べた。民主党は民主派の中でも穏健路線だったが、先の立法会選挙での敗北を受け、今後は中央と梁振英政権に対して強硬な立場を取るもようだ。