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曽俊華氏、不動産業界の寝返りに期待
行政長官候補の曽俊華氏は3月16日、不動産業界の選挙委員は自身に投票するとの自信を示した。17日付香港各紙によると、曽氏はショッピングセンターを訪問した際、長和実業の李嘉誠・会長の次男である李沢楷氏が林鄭月娥氏への支持を表明したことについて聞かれた。曽氏は財政長官の任期中に多くの不動産業者と仕事上で関係したことを挙げ、「彼らは私の能力とやり方を知っており、私を支持すると信じている」と述べた。曽氏陣営はもともと非親政府派票の約350票に前回選挙での唐英年氏の最終的支持票285票が加わり当選できると見込んでいた。選挙委員のうち李嘉誠一族の影響が及ぶ票数は長和系の8票にとどまらず50~100票に上り、特に唐氏の支持票に多いとみられている。政財界では李氏が曽氏への支持に傾いているとのうわさが流れていたが、李氏が2月にイベントに出席した際、林鄭氏への支持を示唆したほか、長男の李沢鉅氏は全国政協委員としての一致投票により林鄭氏に投じると明言。そして香港傭主連合会の選挙委員である李沢楷氏も林鄭氏への支持を表明したことで、投票時に曽氏に流れる財界票は多くはないとみられている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17061