３月１５日に業績発表を行い６億ドル近い赤字を計上したキャセイパシフィック航空（国泰航空）だが、懸案だったリストラ案の概要が１６日に発表された。１７日付香港各紙によると、これは同社の朱国●･行政総裁が社内メールで各社員に通知したもので、主な内容としては、管理職社員のリストラによる人件費３０％削減と、夏から実施される予定の組織改編が６月に発表されるという２点。またこのほかに、地上職員の組織については年内に検討するとし、前述のコスト削減案の効果が不十分な場合はさらなる対応を考慮するとしている。キャセイの親会社であるスワイヤグループ（太古集団）の２０１６年度の業績発表も１６日に行われたが、キャセイ同様芳しくない結果となった。総売上は６２３億９０００万ドルと前年度比２．５％増となったが、キャセイを含む航空部門のほか海洋サービス部門の不振で純利益は９６億４０００万ドルと同２８．２％の大幅減となった。【●＝木へんに梁】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17058