行政長官候補の曽俊華氏は３月１５日、ラジオ番組に出演した際、２０１５年にリストラ対象に挙がっていたことを暴露した。１６日付香港各紙によると、同年７月、民政事務局局長だった曽徳成氏と公務員事務局局長だった●国威氏が解任されたが、当時は財政長官の曽氏もリストラ高官リストに挙がっているといわれていた。曽氏は当時の伝聞では対象は３人にとどまらず４人いたと指摘。ただし最終的には曽氏に退任を要請してきた者はいなかったという。曽氏は財政長官の任期中は尽力したとして「解任されるような失態は見当たらない」と述べた。梁振英・行政長官が曽氏にどのような不満を持っていたかについては「彼に聞かないと分からない」と答えた。公民党は１５日、行政長官選挙で同党が擁する２５票はすべて曽氏に投じると発表。同党は声明で「胡国興氏の政権公約（マニフェスト）と価値観は公民党が最も受け入れられる」と述べながらも、世論調査などの要素に基づき曽氏に投票すると決定したという。【●＝登におおざと】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17051