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公開ディベート、林鄭氏と曽氏が非難合戦
有線電視、商業電台などメディア7社の共催による行政長官候補のテレビ公開ディベートが3月14日に行われた。15日付香港各紙によると、ディベートには行政長官候補3人がそろって出演し、それぞれ政治、経済、民生について語り、メディアや観客席からの質問を受けた後、3人が互いに行う自由答弁も設けられた。まず曽俊華氏が林鄭月娥氏に矛先を向け、「CY2.0(梁振英バージョン2)と呼ばれているのをどう思うか」と質問。林鄭氏は「CY1.0が出馬しないから不満発散の対象として代替品が必要」と述べた。曽氏はさらに林鄭氏について「最初は威勢がいいが結果がない」と形容し、新界先住民の違法増改築取り締まり、星光大道の改修、故宮博物院の件を挙げた。林鄭氏は違法増改築について「今期政府で財政長官の管轄下である発展局が対応不足なのは財政長官の責任」と指摘。さらに曽氏が打ち出した公共サービス支出削減によって病院には長蛇の列ができ、公衆便所の管理要員が減るなど、各方面から不満が出ているのを挙げ、「政府が約1兆ドルの余剰金を抱えながら17万人の公務員にストレスを与えている」と批判した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=17040