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MTR放火事件、犯人含め3人が危篤
2月10日にMTR車内で発生した放火事件で負傷者は19人に上った。11~13日付香港各紙によると、負傷者のうち危篤状態にあるのは3人。現在もマリー医院やエリザベス医院などのICU(集中治療室)で治療を受けているという。そのうちの1人である張錦輝・容疑者(60)は、回復を待たずにすでに起訴されており、裁判も被告不在のまま13日から開始された。車内で焼身自殺しようとして放火した張容疑者は、10年前に統合失調症を発症。現在の結婚は2度目で、家族に暴力をたびたび振るっていたこともあり精神科に通院していたが、15年12月の診察を最後に姿を見せず、病院側からの連絡も断っていたようだ。妻とはけんかが絶えず、離婚の話も出ていた矢先だった。また特区政府運輸及房屋局の張炳良・局長は11日に事件現場を視察。記者団に対し「防火設備や監視体制などを点検し、改良や強化が必要な点はないか再確認する。調査委員会を設置しひと月以内には調査結果を出したい」とコメントした。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16580