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最新号の内容 -20170210 No:1472
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《61》妊活中の注意点

Q:こんにちは。「妊活」を始めて2年余りになります。今年で36歳、結婚7年目を過ぎました。婦人科でのチェックも夫婦共に受け、異常はないのになかなかできません。今年に入って、凍結した卵子で受精卵をつくり、子宮に戻す方法を2回試したのですがうまくいきませんでした。ネットで東洋医学の方法を併用するとうまくいく確率が高まると知って、参りました。

 

A:そうでしたか。そでを少しめくってください。脈を診ながら問診させてください。舌を「アッカンベー」のように出してください。やや血色が悪いですね。ご自身の体調で気になることはありますか? 眠りはどうでしょう?

 

Q:普通に眠れているほうだと思います。ただ、週に何度か眠たくて朝起きたくないときもあります。

 

A:普段は何時ごろに消灯されますか? 平均何時間の睡眠時間がとれていますか?

 

Q:大体夜の12時半から1時ぐらいに寝て、主人の仕事に合わせるため朝6時ごろに起きています。平均5時間半から6時間の睡眠です。

 

A:家事が忙しくて遅くなるのでしょうか?

 

Q:主人が遅く帰宅すると、夜11時ごろから片付けものをすることが多いのと、携帯を見ていたりして、つい時間を忘れていたり…。週2回、健康のため、夜10〜11時ごろにジョギングをしています。

 

A:それは、いけませんね…。なぜかと言うと、夜9時から深夜2時ごろにかけて「成長ホルモン」の分泌が行なわれ、疲労の回復、傷の修復に使われます。つまり「生命力の回復の時間」なのです。ところが、夜8時以降に食事をして胃腸を働かせたり、運動をして交感神経を興奮させると寝れなくなり、あるいは、その時間に熟睡していないなどの情況が発生すると、ホルモンがうまく分泌されず、体もそれを利用できず「傷ついたまま」(疲れたまま)になってしまうのです。当然、体は、これを「危険信号」と受けとり、妊娠を停止させてしまいます。

 

(女子のマラソン選手で生理が止まることがあるのは、これが主な原因のようです。過度の疲労といえます)

 

日常的にこれを繰り返していると、妊娠できる人でもできなくなってしまうかもしれません。

 

 では、鍼治療で消化機能を向上させ、自律神経を整え、ホルモンバランスと睡眠の質を改善し体力をつけていきましょう。必要によって漢方薬もお出ししますので、ご遠慮なくご相談ください。だいたい週1回くらいのペースでお越しください。背中やおなか、ひざから足先までをゆるめて、 こちらのベッドにうつ伏せになってください。全て使い捨ての針ですので、ご安心ください。

 (この連載は2カ月に1回掲載)

 

浅井先生:1987年から中国に留学。日本で鍼灸師の資格を取得後、診療所の理学療法科や鍼灸院、接骨院勤務を経て、1999年より香港で「誠恩堂鍼灸院」を開業。2003年に特区政府が定めた全科漢方医(漢方、鍼灸)の第1回資格試験に合格した。