林鄭月娥・政務長官は１２月２２日、特区政府と故宮博物院の文化協力プロジェクトのため北京に赴いた。林鄭長官は出発前の記者会見で、職務報告で北京訪問中の梁振英・行政長官とともに２３日のセレモニーに出席すると説明。前日朝に赴くのは中央官僚と行政長官選挙について相談するためかとの質問に、「それはない」と答えた。だが同日付香港各紙によると、林鄭長官はそのまま休暇を取って月末まで北京に滞在する予定で、その間に行政長官選について中央官僚と相談し、来年１月半ばに辞任し出馬表明するともみられている。林鄭長官は最近、デベロッパーなど財界関係者と接触し推薦を取り付けようとしているもようだ。一方、曽俊華（ジョン・ツァン）財政長官は辞表提出から１０日を経たが、まだ中央から批准されていない。全国香港マカオ研究会の劉兆佳・副会長は「中央の批准が早すぎれば奨励しているとみられ、遅すぎれば出馬を妨害していると批判されるため、約２～３週間後に批准するだろう」との見方を示した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16437