高等法院（高等裁判所）は１１月１５日、特区政府律政司が申請した青年新政の梁頌恒氏と游●禎氏の議員資格喪失を求める裁判で政府勝訴の判決を下した。１６日付香港各紙よると、裁判官は「２人が１０月１２日に行った宣誓は、彼らが１国２制度の原則とこの原則の下での１国の重要性を認めていないことが客観的かつ顕著に表れている」と指摘。このため基本法１０４条と宣誓及声明条例に基づき宣誓しておらず、また宣誓をおろそかにしていないことを証明する証拠や陳述もないことから、２人は宣誓当日から議員資格を喪失、議席は空席と宣言した。立法会の梁君彦・議長が２人に再宣誓させることも禁じた。全国人民代表大会（全人代、国会に相当）常務委員会が下した基本法解釈については、香港のすべての裁判所に対し拘束力があるが、解釈があろうとなかろうと今回の結論は同じと説明した。一方、青年新政の２人は判決を不服として上訴を決定。政府が立法会の２議席が空席となったことを発表するのを禁じるよう裁判所に要求し、補欠選挙の実施を阻止する構えだ。【●＝草かんむりに惠】【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16131