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宣誓問題、劉小麗氏も議員資格喪失の危機
高等法院(高等裁判所)が11月15日、青年新政の2人について議員資格喪失の判決を下したのを受け、市民から同様の訴訟を起こされた他の議員らの去就も注目されている。16日付香港各紙よると、現在、親政府派議員3人、非親政府派議員12人の少なくとも15人に対し訴訟が持ち上がっているが、中でも宣誓文を1文字ずつ区切って10分以上かけて読み上げた劉小麗・議員は最も資格喪失の可能性が高いとみられている。今回の判決は今後の訴訟で参考にされるが、特に裁判官は宣誓人の行為が故意かどうかを考慮するという。劉氏は宣誓後にフェースブックで、故意に遅く読むことで宣誓文が意味をなさないようにしたことを認めているため、宣誓拒否とみなされる可能性は高い。一方、立法会議事堂にあった青年新政の2人のオフィスは判決後ただちに回収され、オフィス内には多くの酒瓶やぬいぐるみ、ゲーム機の箱、菓子類などが残されていた。立法会秘書処は、2人が10月分の議員報酬とオフィス運営経費の計186万ドルを返還しなければならないと指摘。2人はさらに上訴費用として少なくとも500万ドルが必要となるが、寄付金によって賄うと述べている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=16121