バックナンバー
|
|
GDP伸び率、第3四半期は1.9%
特区政府は11月11日、2016年第3四半期の経済統計と通年見通しを発表した。第3四半期の実質域内総生産(GDP)伸び率は前年同期比で1.9%となり、前期(第2四半期)の同1.7%からやや拡大。前期比では0.6%で、前期の1.5%(修正値)からは縮小した。第3四半期の世界経済の成長は緩やかな伸びにとどまったが、先の深刻なリスクはすでに減退、アジアの輸出回復に伴い香港の輸出も第3四半期に前年同期比1.9%増となった。雇用と収入も安定しているため個人消費は同1.2%増まで上昇。投資は4期連続の下落から上昇に転じ同6.0%増の大幅な回復となった。1~9月のGDP伸び率は同1.4%で先の予測にほぼ合致し、第4四半期はさらなる成長が見込めることから、通年伸び率予測は8月に発表した1.0~2.0%の中間である1.5%に修正した。一方、消費者物価指数(CPI)伸び率(基本物価上昇率)は第2四半期の2.3%から第3四半期は2.1%に縮小。通年伸び率予測は8月に発表した2.2%から2.3%にやや上方修正した。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15834