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上海ガニ、太湖産からダイオキシン
上海ガニのシーズン真っ盛りだが、食物環境衛生署が行ったサンプル検査で江蘇省産のカニの一部検体から発がん性物質が見つかり、政府食物安全中心(CFS)が11月1日に緊急会見を行った。2日付香港各紙によると、1カ月ほど前にランダムに選んだカニの検体5個(3個は輸入品、2個は販売品)のうち、2個からダイオキシンが検出された。問題のサンプルは呉江万頃太湖蟹養殖有限公司と江蘇太湖水産有限公司から提供されたカニで、前者のダイオキシン含有量は基準値の6倍、後者は倍近かった。CFSでは、問題となった2つの養殖場からの輸入および香港での販売を一時的に禁止する措置を行った。香港の輸入販売業者15社はいずれもこの2つの養殖場のカニを扱っているため、香港市場に供給されるカニの7割から8割を占めるという。CFSでは、太湖は面積が非常に広く、今回のサンプルの中には合格品もあり、太湖産のカニすべてに問題があるわけではないと強調しつつも、産地や出所の分からないカニは購入や食べることは控えるよう市民に呼び掛けている。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15695