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エリート銀行員の連続殺人、虐待の手口が明らかに
2014年に湾仔でエリート銀行員がインドネシア人女性2人を殺害した事件の裁判が10月24日開かれ、その残忍な手口が明らかになった。25日付香港各紙によると、被告は投資銀行バンクオブアメリカ・メリルリンチの元社員の英国籍の男(犯行当時は29歳)で、14年のハロウィーン当日の深夜にインドネシア人(当時30歳)を自宅に入れ性行為後に刺殺、自ら警察に通報し逮捕された。被告の部屋のバルコニーに置かれていたトランクケースからは別の女性の遺体も発見され、死者はインドネシア人女性(当時23歳)だった。10月24日の公判で、トランクの中から見つかった女性は14年の10月25日から3日間連続で虐待され、ベルトやこぶしで打ったり、便器をなめさせるなど強要された上、刃物でのどを切られて死亡したことが明らかにされた。被害者は当初、報酬をもらって被告との性行為に同意したものの粗暴だったため、報酬の半分を返金して帰宅、その後、多額の報酬を再提示されたため被告の自宅を訪れたらしい。一方、その最初の犯行から1週間後のハロウィーンに殺害された女性は勤務先のバーで被告と知り合い、大金と引き換えに性行為に同意して被告の自宅までついていったようだ。被告は犯行に及ぶ前に、金物店でクギやカナヅチ、アダルトグッズショップでSMグッズを購入するなど虐待の準備を進めていたという。事件発覚当時、被害女性は売春婦と報じられたが、後に1人は観光ビザで滞在中、もう1人は、本業は家政婦でバーでアルバイトをしていたことが分かった。【関連記事】http://www.hkpost.com.hk/index2.php?id=15861